母の『カジュアルでいいよ』を信じてセーターで法事に行ったら全員喪服だった話【冠婚葬祭の着物マナー】
とある親戚の9回忌の法事。
母から「カジュアルでいいよー」と言われ、ざっくりセーターとパンツで参加。
会場に着いたら全員喪服でした!
顔から火が出るとはまさにこのこと💦💦
しかし、実は母は間違っていなかった!
9回忌は一般的には略式喪服でOKな回忌なのです。
でも!セーターとパンツは略式喪服じゃなくて普段着。
母の認識と私の認識は全く違ったわけですね😅
というわけで教訓。
カジュアルOKでも最低限のマナーは必要!
今回はこれを着物に当てはめてみていきましょう。
①法事・お葬式の着物マナー
葬祭では「色無地」に「黒い帯」を合わせるのが一般的です。
法事の場合は、お祝い事ではないため「華やかさ」を抑えるのがマナー。
何回忌まで何を着る?
具体的には以下のような着物を選びます。
四十九日・一周忌
→黒喪服(黒紋付)が基本
帯は名古屋帯で一重太鼓。
★帯は名古屋帯の訳★
通常、紋入りの着物は格式が高いので、合わせる帯は袋帯がふさわしいですが、お葬式の場合は「悲しみが重ならないように」という意味から一重太鼓の名古屋帯をあわせます。
三回忌→黒喪服または略喪服
地味な色合いの色無地に黒帯など。
七回忌以降→略喪服でOK
地味な色の色無地や小紋に、落ち着いた色の名古屋帯(法事用)がベスト。
※法事は地域や家風によってルールが異なることが多いため、迷ったら事前に親族へ確認するのが最も安心です。
血縁の近さで着る物が変わる
- 喪主・親族→黒喪服が基本
- 親戚(遠め)→略喪服でOK
- 友人・知人→黒っぽい色無地や地味な訪問着でOK
喪主や親族は正礼装で五つ紋が入ったものを着用します。
黒の名古屋帯に、小物は草履も含めてすべて黒で揃えます。
半衿・足袋は白無地で。
参列者や一般客は略礼装。
落ち着いた色の色無地や江戸小紋などに、一または三つ紋が入ったものを着用。
帯は黒帯で、小物は黒または落ち着いた色。
②お祝い事の着物マナー
結婚式では何を着る?
新郎新婦のご両親・仲人さんは正式礼装。
その他参列者は訪問着・付け下げが定番です。
- 紬はNG(どんなに高くても普段着扱い)
- 白は花嫁と被るので避ける
- 親族か友人かで格が変わる
💡筆者の体験談:
まだ20代後半の頃(ウン十年前)、祖母の色無地で友人の結婚式に出席したことがあります。
新郎のご友人にそれはそれは大好評でしたよ♡「チーママ!チーママ!」ってね…オイ!
私もノリノリで「おビールでいい?それともウイスキー?」なんてやってました笑。
今思えば、あれが私の着物人生の始まりだったのかもしれません(多分違う)
七五三・入学式・卒業式
- 訪問着・色無地が定番
- 子供が主役なので派手すぎず控えめに
結婚式での血縁の近さや、お祝い事によってどの着物を選ぶかについては、こちらの記事で詳しく説明しています👇
【着物のTPO図解】種類と格のルールは3つだけ!結婚式から街歩きまで「失敗しない」選び方
③よくある質問コーナー
ここからは、読者からよく寄せられる、着物の種類とマナーに関する疑問にお答え!
Q:「お葬式に着物って逆に目立ちすぎない?」
A:今はご親族の方もブラックフォーマルが主流なので確かに目立ちます。
ただし全く失礼ではありません(私のようにカジュアルの意味を取り違える方が失礼です😅)
着物は準備も大変なので、今の時代に合わせた動きやすい洋服で充分だと思います。
Q: 「レンタルで喪服着物って借りられる?」
A: もちろん借りられます!
今は着物の喪服を前もって揃えておく人も少なく、レンタルの需要が大きいです。
全国配送が可能!小物もフルセットでレンタルできるので便利。
Q:「お葬式の帯は黒じゃないとダメ?」
A: これはYes!お通夜や告別式では黒帯がマストです。
ただし〇回忌など年を経た際には、紺や茶色など落ち着いた色帯を選んでOK。
Q:「喪服着物って普段使いできる?」
A: これはYes。色が漆黒なので普段使いはなかなか難しいですが、ブーツと合わせたり帯をビビッドな色で合わせるなど、思い切ったモダンな装いで楽しむことができます。
今は喪服リサイクルという新たな試みもあり、金糸や銀糸の刺繍を施したゴージャスな着物として生まれ変わってとても素敵ですよ♪
まとめ・教訓:冠婚葬祭は事前確認が命!
「カジュアルでいい」と言われても、どの程度カジュアルでいいのかはしっかり確認をしましょう。
でないと私のように恥ずかしい思いをしてしまいますからね(着物じゃなかったけど)😝
そして、わざわざ慶弔用のものを揃えたくない方は、落ち着いた色合いの色無地を一枚用意しておくのがベスト。
慶弔どちらにも対応できますし、もちろん普段使いもできる万能選手です!
一枚揃えておいて絶対損はありません。
私だって、あの頃ちゃんと知ってたなら…😭
落ち着いた色無地も豊富ないち利モールで探してみよう!

