おさがりの着物、どう向き合う?サイズも趣味も違うけど捨てられない理由
母や伯母から譲られた着物。
ありがたい気持ちはあるけれど、正直なところ複雑な気持ちになったことはありませんか?
私はあります笑。
そしてきっと、着物好きの皆さんなら一度は経験があるのではないでしょうか。
おさがりの着物をどう活用するか。
これは着物愛好家にとって意外と大きな課題です。
ちなみに私は、おさがりの着物や小物と格闘した結果、数々の失敗を経験し、教訓を得ました。
その時の記録はこちら👇
着物小物のおさがりは危険がいっぱい!失敗談6選+番外編【母と叔母のレガシーと戦った記録】
おさがりにまつわる「あるある葛藤」
① サイズが合わない!裄丈・身丈問題
おさがり着物でまず直面するのがサイズ問題です。
昔の女性は今より小柄な方が多かったため、そのままでは裄丈や身丈が足りないこともしばしば。
縫い込み(揚げ)をギリギリまで出しても、どうしても短い。
私の母も伯母も身長が低めなので、そのまま着てみたところ…。
日本昔話に出てくる村の子供みたいになりました!
そう、俗に言う「つんつるてん」状態。
日本昔話のテーマ曲が聞こえてきそうでした…😂
② 趣味が合わない
昔の着物には今見ても素敵なものがたくさんあります。
でも、どうしても好みが合わないこともしばしば。
「これはちょっと着ないかな…」
そう言っても、年配女性の押しの強さをなめてはいけません。
「なんでよ!着物は流行とか関係ないよ!」
…出ました。
着物界隈で時々見かける『流行関係ない攻撃』です笑。
確かに着物は洋服ほど流行に左右されません。
でも好き嫌いはありますよねー。
「着るのは私だし…」
そう言っても無駄なあがき。
「若い人にも似合うよー!逆にオシャレじゃない!」
絶対こう返されるので、もう抗うのは途中でやめました。
③ もらった以上、無下にできない
そして最大の問題がこれ。
おさがり着物は単なる衣類ではありません。
母や祖母、伯母が大切にしていた思い出や、「着てほしい」という気持ちも一緒についてきます。
だからサイズが合わなくても、趣味じゃなくても、簡単には手放せない。
結果として、
「いつか着るかも」
そう思いながらタンスの肥やしになっていくのです、トホホ…。
おさがりとの向き合い方の選択肢
① 仕立て直す
サイズが合わない場合は仕立て直しという方法があります。
特に振袖など思い入れのある着物は、自分サイズに直して長く着るのも素敵です。
たとえ袖を切られ花瓶敷にされた着物だって、ちゃんと直してもらえますしね笑。
気に入った柄のものがあれば、一度相談してみる価値はありですよ。
袖を切られ、花瓶敷にされた着物が蘇った(高くついたけど)記事はこちらから笑👇
ママ振りのお直し、甘く見てたら18万円だった話【仕立て直し費用の全内訳】
② 自分らしくアレンジする
趣味が合わない着物でも、帯や小物を変えるだけで印象は大きく変わります。
昔ながらのコーディネートではなく、自分らしい組み合わせを楽しむのもひとつの方法。
受け継ぐことと、自分らしく着ることは両立できます。
③ リメイクする・譲る・売る
着る以外にも、着物を生かす方法はたくさんあります。
たとえば、バッグやポーチにリメイクする。
必要としている人に譲る。
専門店に買い取ってもらう、など。
私は実際には普通に衣類リサイクルに出してしまったので、今度はこういう専門の買取サービスを利用してみようと思っています。
きちんと価値を分かってくれるプロに見てもらうのも、おさがり着物への一つの向き合い方かもしれませんね。
④ とことんきれいにする
私はこれを選びました!
なぜなら匂いが気になったからです。
おさがり着物最大の敵はサイズではありません。
匂いです😩
樟脳、古いタンス、長年の保管臭。
着物を広げた瞬間、
「あっ、おばあちゃん家だ」
と分かるあの香り。
私は何とかしようと奮闘しました。
3日間干しました。
→抜けません。
アロマキャンドルで燻してみました。
→色んな匂いが混ざってくっさ!😩
匂いを消そうと甘いムスクみたいな香りにしたからか?
今度は柑橘系でやってみます(やっちゃダメです)
日干しにも挑戦しました。
正絹を日に当てるのは絶対にNGですが、古いしまあいいやと思ったので。
それよりこの匂いを何とかするのが先決だ!
→ゲリラ豪雨にやられました…。
結果として匂いはかなり改善しましたが、今度は雨に当たったことが気になり、怖くて着れていません。
ホント何をやっているんだか、私は。
でも学びはちゃんとありました!
「着物のお手入れは計画的に」
そして天気予報は必ず確認しましょう🌞
筆者が出した結論
全部着なくてもいい。
これが私なりの結論です。
おさがりを受け継ぐというと、
「全部着なければいけない」と思ってしまいがちです。
でも実際は、
一枚だけ残す。
帯だけ使う。
小物だけ受け継ぐ。
写真に残して思い出として保存する。
そんな選択だってあります。
大切なのは、着物そのものよりも「受け継いだ気持ち」をどう残すか。
着る、リメイクする、譲る、写真に残す。
どんな形であっても、その着物に向き合った時間は無駄にならないと思うのです。
「もらった気持ち」と「実際に着るもの」は分けて考えていい。
そう思えるようになってから、ずいぶん気持ちが楽になりましたよ。
ちなみに、おさがりの着物や小物をだいぶ処分したことは、今も母や伯母には内緒です😅
まとめ:着物を生まれ変わらせる取り組み
最近では、古い着物をバッグやスニーカーにリメイクする取り組みも増えてきています。
丈夫な絹や木綿で作られているものも多いため、新しい形で活躍できる可能性を秘めている着物。
もしかしたら将来は、今では想像もつかないような再利用方法が生まれるかもしれません。
お下がり着物は「呪い」ではなく「選択肢のひとつ」
無理に抱え込まず、自分なりの向き合い方を見つけていけたら素敵ですよね。
皆さんはおさがり着物をどう活用していますか?
「こんな再利用をしているよ!」
というアイデアがありましたら、ぜひコメントで教えてください♪
