着物の格は小物で変わる!帯留めをなくし、草履を壊し、最後は女力士になった話
「訪問着って普段着にできるの?」
「この帯じゃ格が高すぎる?」
着物を始めると、一度はこんな疑問にぶつかりますよね。
実は着物は、小物を変えるだけで印象も格もかなり変わるんです。
今日はそんな便利なお話……の、はずだったんですが。
私はその途中で
・帯留めを見失い、
・草履を壊し、
・最後は女力士になりました。
???
順番にご説明していきたいと思います笑。
①着物の格は小物で変わる!一番簡単な着回し術
| 格上げ | 格下げ |
| 袋帯 | 名古屋帯・半幅帯 |
| 金銀入り帯留め | シンプルな組紐 |
| 華やかな帯揚げ | 無地・控えめ |
| 礼装草履 | カジュアル草履 |
「訪問着だから結婚式専用」
「小紋だから普段しか着られない」
もちろん基本的なルールはあります。
でも実際には、帯や小物を変えるだけで印象はかなり変わります。
格を上げたいなら
・名古屋帯→袋帯
・金銀糸入りの帯締め
・華やかな帯揚げ
・礼装用の草履
これだけでも、一気によそ行き感がアップします。
少しカジュアルダウン(格下げ)したいなら
・袋帯→名古屋帯
・シンプルな帯締め
・落ち着いた帯揚げ
・カジュアルな草履
こんな組み合わせにすると、お食事や街歩きにもなじみます。
タンスに眠っている訪問着も、
「TPOに合わないから着られない」ではなく、
「小物で遊んで普段使いしてみよう」
そんな発想で着てみるのもアリだと思いますよ。
②かわいい帯留めが消えた日
ある日、家の中でかわいいブローチを見つけました。
「これ帯留めにしたら絶対かわいい!」
さっそく帯締めに付けて、お出掛け開始。
るんるん気分で歩いていた最中。
「…あれ?」
帯留めがない?
後ろを見る。
ない。
バッグを見る。
ない。
道を見る。
ない。
「ないないないないーーーー!!」
かなりお気に入りだったので半泣き。
何気なく帯を触ってみると…。
いました!
帯の間で気持ちよさそうにお昼寝中でした笑。
どうやらブローチは固定力が弱く、動いているうちに後ろへ回ってしまったようです。
というか、帯締めに穴を開けるのが嫌だった私はピンを留めず、ただ挟んでいただけ。
だからこうなっちゃったのか💦
💡筆者の教訓:帯留め仕様を忘れずに!
ブローチを帯留めにするなら、帯留め用のブローチコンバーター(帯留め金具)を使うのがおすすめ。
かわいいだけで付けると、私みたいに「ないない大騒ぎ大会」が開催されます笑。
金具がないならマジックテープ…だと落ちちゃう可能性があるので、やっぱりピンは留めときましょう。
③母の草履が私の足に敗北した話
次はこちら笑。
母から譲ってもらった草履を履いて出かけた時のこと。
歩き始めてしばらくして
「…なんか変」
鼻緒がグラグラ。
いやいやいや。
このまま歩いたら完全に旅立つやつ!
慌てて近くの靴屋さんへ駆け込み、応急処置としてサンダルを購入しました。
しかも安いビーチサンダル!
「今日はこれで帰るしかないか…」
そう諦めていたのですが、意外と着物に合う!
「え?これ普通にアリじゃない?」
なんて思いながら、ちょっとご機嫌で帰宅しました笑。
もちろん安い草履があればそれが一番。
でも、最近はカジュアル着物にサンダルやブーツを合わせる人もいますしね。
「結果オーライだったかな?」なんて思いながら帰宅しました。
いや、ビーサンはさすがにないだろ…と思われるかもしれませんが、
思いがけず和+洋のアレンジができて私は満足です😂
💡筆者の教訓:おさがりチェックは怠るべからず!
おさがりの草履は見た目がきれいでも、接着剤や鼻緒が劣化していることがあります。
履く前にぜひ状態をチェックしてくださいね。私は前もおさがりでさんざん苦労したはずなのに、クッ!
ちなみに、その時のサンダルはその後、しばらくベランダ用として使われていました笑。
番外編 おさがりにも"当たり"があるらしい
着付け教室に、とてもおしゃれな生徒さんがいました。
毎回かわいいアンティーク着物を持って来る彼女。
聞けば、「おばあちゃんのおさがりなんです。」
え?おばあちゃんのおさがりってこんなに可愛いの?
私が母と伯母からもらったおさがりと全然違う!
(母と伯母のレガシーは、それはそれは困ったものばかりなのに…クッ!)
羨ましくなった私は、
「ちょっと羽織らせてもらっていい?♡」
とお願いしました。
そして羽織ってみる。
…前が閉まらない。
圧倒的に身幅が足りない。
袖も裄も身丈も短い。
またしても昔話に出てくる村の童状態。
鏡を見ると、そこにいたのは着物女子ではなく
羽織を引っ掛けた国技館入り直前の女力士。
「ごっつぁんです!!」
思わず自分でツッコミました。
思えば、その方は私よりずっと小柄。
おばあちゃんも多分小柄な方なんでしょう。
そりゃサイズが合うわけありません。
「おさがりなら何でも着られる」
そんな甘い考えは、見事に土俵際で押し出されました😂
💡筆者の教訓:何でも着られると思うな
しかもかわいらしい小花の模様が絶望的に似合わない。着物は人を選ばないというのはウソです。サイズだけではありません。やはり人によって合う合わないはあります、悲しいことに…😭
母と伯母のおさがりと戦った記事はこちら👇
着物小物のおさがりは危険がいっぱい!失敗談6選+番外編【母と叔母のレガシーと戦った記録】
まとめ:ルールを知った上で遊ぶのが一番楽しい
着物にはたくさんのルールがあります。
でも、そのルールを知った上で少し遊んでみる。
それも着物の楽しみ方のひとつです。
ただし、事前確認を怠ったまま遊ぶと、
・帯留めをなくしかける
・草履が壊れる
・女力士になる
という、なかなかシュールな体験をすることになりますのでご注意を。
皆さんはぜひ、私を反面教師にしながら、安心して着物ライフを楽しんでくださいね♪
おまけ:今日のやらかしカルテと処方箋
| やらかし | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 帯留め紛失 | ブローチをそのまま使用 | 帯留め金具を使う |
| 草履トラブル | おさがりの劣化 | 鼻緒・底を事前チェック |
| 女力士誕生 | サイズ違い | 身丈・裄を確認 |
