浴衣は何歳でも似合う。私が見た、大人の浴衣姿

夏になると、街で浴衣姿の若い女性をよく見かけます。

華やかな色。
大きな花柄。
ふわっとした帯。

「若い子は浴衣が似合っていいなぁ」
…なんて、思ったことはありませんか?
私はあります笑。

浴衣って、なんとなく「若い人のもの」というイメージでした。
でも、最近は違います。

「歳を重ねたって浴衣は似合う!」
そう、私に思わせてくれた2人の女性がいます。
一人は、呉服店の店員さん。
もう一人は、着付け教室で出会った方です。

「ああ、大人の浴衣って素敵だな」
そんなふうに思わせてくれた2人の着姿をご紹介しながら、
年齢に合わせた浴衣の着こなし方について
お話していきたいと思います。


①店員さんの金魚柄浴衣

以前、呉服店に伺ったときのこと。
馴染みの店員さんが浴衣を着ていたのですが、
それがとても可愛くて素敵!

淡いパステルカラーの浴衣に、赤い金魚の柄。
派手すぎないのに、ちゃんと目を引く。

金魚がすいすい泳いでいるような柄と、涼しげな色合いが相まって、
なんとも上品。

「浴衣って、こんなに大人っぽく着られるんだ!」
…感動でした。

若い人なら、鮮やかな色や大きな柄も華やかに着こなせます。
でも、大人になると、
少し落ち着いた色や淡い色。
余白のある柄。
涼しげな色合い。

そういうのが素敵に見えるんですよね。

似合うものが減った、ということではなく、
新しく合うものができた。
店員さんの金魚はまさにそれでした。


②お義母さんから受け継いだ、山吹色の浴衣

もう一人、印象に残っているのが、着付け教室で出会った方です。

その方が着ていた浴衣は、なんとお義母さまから譲り受けたもの。
色は、きれいな山吹色。
ビビットカラーと言ってもいい色合い。

若い人が着てももちろん素敵でしょう。
でも、その方が着ている姿には、また違った良さがありました。

新品の浴衣にはない「受け継いできた時間」
年齢を重ねたからこそ、その想いと歴史を受け継ぐのにふさわしい着姿に。

そして、もしかしたらいつか、その浴衣をまた誰かが着るかもしれない。
そう考えると、浴衣って単なる夏のファッションではなく、
人から人へ受け継がれていくもの
でもあるんだなぁ、と。
なんだかしみじみ感じました。

年齢を重ねたからこそ似合うもの。
年月を重ねたからこそ素敵になるもの。
着物や浴衣には、そんな魅力もあるのかもしれませんね。


麻ではないですが、洗える浴衣。こんな色って逆にカッコいい!💛
色が単色な分、帯や小物でうんと遊んじゃいましょう!


③年代によって変わる浴衣の選び方

では、実際に浴衣を選ぶとき、
年代によってどんな色や柄が似合いやすいのでしょうか?

もちろんこれは絶対的なルールではありません。
あくまで「迷ったときの目安」くらいで。

🌸20代

パステルカラーやビビッドカラーなど、明るく鮮やかな色も楽しみやすい年代。
大きめの花柄など、華やかなデザインも素敵です。

🌿30代

オフホワイトやライトベージュなど、柔らかく上品な色合いもおすすめ。
少し落ち着いた柄にすると、大人っぽさも出てきます。

🌙40代以降

紺や黒などの濃い色はもちろん、生成りや水色などの淡い色も素敵。
特に寒色系は、涼しげでクールな印象になります。

柄も、細かい柄や単色で描かれたものなど、
少し余白のあるデザインにすると上品にまとまりやすいです。

帯は半幅帯が定番ですが、
最近は大人世代でも兵児帯を取り入れるスタイルも。
「兵児帯=若い子」というわけでもなく、
素材や色で大人っぽく楽しむことができます。
実際に店員さんは兵児帯をされてて、それがとっても素敵だった💛

そして、ここが一番大事。

「40代だから、この色はダメ」
「50代だから、この柄は着ちゃいけない」

なんてことはありませんから、ご心配なく。

ただし、1つだけ心に置いておいてほしいことがあります。
それは、

「良い物を身に着けること」

これこそが大人浴衣の特権です笑!

④大人の浴衣は「素材」で差をつけよう

では、大人の浴衣選びでは、何を意識したらいいのでしょう?
私がおすすめしたいのは、
「素材にも少しこだわってみる」ことです。

若い頃は、パッと目を惹く色や柄、デザインを主役にするのも素敵。
若さならではの華やかさを、思いきり楽しめます。

一方、年齢を重ねたら、そこにもう一つ、
「素材の美しさ」を加えてみる。

上質な綿や麻、絞りなど、素材や技法にこだわった浴衣は、
色柄だけでは分からない、質感や奥行きがあります。
そして、それをさらりと着こなせるのが大人の強み。

落ち着いた美しさ。
さりげない上品さ。
そして、ちょっとした大人の余裕。
これは、若さとはまた違う魅力です💛

もちろん、毎回高価なものを選ぶ必要はありません。
普段のお出かけなら、気軽に着られる素材で。
ちょっと特別なお出かけなら、いつもよりこだわった素材や仕立てで。
そんなふうに、素材の美しさまで味方につける。

浴衣の魅力は色や柄だけではない。
それこそ、歳を経たからこそ分かる楽しみ方だと思います。


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⑤浴衣に、ふさわしい年齢なんてない

前にもお話しましたが、
淡いピンク色の着物を着ていた、可愛らしいおばあ様が
こうおっしゃっていました。

「ピンクじゃないの、桜色よ。日本の色」
「日本の物なら歳をとってる先輩の私の方が似合うのよ♡」

…なんて素敵なんでしょう💕
まさに、歳を重ねたからこその深み!

そう考えると、
「もう○歳だから浴衣はちょっと…」
なんて思う必要はないんですよね。

私もいつか、
「あの人の浴衣、素敵ね💕」
と言われるようになりたいものです。

…まあ、その前に、
浴衣にカレーをこぼさない大人にならなければ😂

着物に年齢制限なんてない。素敵なおばあ様が教えてくれた、令和の着物哲学とは?👇
『桜色よ、日本の色よ』着物に年齢制限なんてない【令和の普段着物哲学】


  • ②③:大人っぽい浴衣、上品な色柄のもの(いち利モールなど)
  • ④:帯・小物系(信玄袋、着物クリップなど、過去に使った商品の再利用も可)
  • ⑤:内部リンクのみ

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