【初心者向け】着た後はどうする?「脱いでからしまうまで」のズボラお手入れ&収納術
「着物着たいけど、お手入れがめんどうそう」
「脱いだらどうしまえばいいの?」
「桐のタンスとか置けないんだけど…」
着物のお手入れやしまい方にも、いろいろ悩みはつきませんよね。
でも実はそんなに難しくはありません。
脱いだ後のポイントを押さえておけば意外と楽なんです。
今回は、初心者の方にも無理なくできる「現実的なお手入れと収納」方をご紹介します。
現代のライフスタイルに合わせた「手抜きでも失敗しない管理術」も併せてご紹介!
【帰宅後すぐ】着物を長持ちさせる「脱いだ後の3ステップ」
脱ぎっぱなしはシワとカビの原因になります。
面倒臭くても、まずはこの3つだけは忘れずにやりましょう。
① 陰干しで「熱」と「湿気」を飛ばす
脱いだとき、汗で着物や襦袢がビショビショになっていることが多いはず。
着物は想像以上に湿気を吸っているので、これを放置しておくと大変なことに!
まずは脱いだら干す!
この習慣を身につけましょう。
- 方法: 着物ハンガー(なければ厚手のハンガーで代用可)にかけ、直射日光の当たらない室内で干します。
日差しの強い時期でなければ、外に干すこともできます。
その際も直射日光が当たらないよう、必ず日陰干しにしてください。 - 時間: 数時間程度(2~4時間)
汗が残っていないかしっかりチェック。
長く干しすぎると型崩れや「ヤケ」の原因になります。
夜干しの場合は一晩が目安です。
② 汚れのセルフチェック(4つのポイント)
「汚れてから時間が経つほど落ちにくくなる」のが着物のネックポイント。
「汚れはできるだけ早く落とす!」が原則です。
以下の4箇所を明るい場所でチェックしましょう。
- 衿(えり): ファンデーションなどの化粧汚れがないか
- 胸元(むなもと):食べこぼしなどがないか
- 袖口(そでぐち): 皮脂汚れや食べ物汚れがないか
- 裾(すそ): 泥跳ねや擦れがないか
シミなどの汚れが見つかった場合は、なるべく早く専門のクリーニング店に相談しましょう。
洗剤で落とすなどの自己流ケアは、着物を傷める恐れがあるので厳禁です。
軽い汚れであれば、乾いた布でこすらず軽く押さえてください。
③ 帯と小物のケア
帯も汚れが見つかった場合は、乾いた布で押さえましょう。
小物類は洗える素材のものだと便利です。
- 帯: 着物と同様に干します。
- 帯揚げ:シワを伸ばしてハンガーにかけ汗を飛ばします。
- 肌着・足袋: 綿や洗える素材ならネットに入れて洗濯機へ。
- 草履: 柔らかい布で汚れを拭き、玄関で裏返して乾燥させます。
クリーニングに出す・出さないの判断基準は?
正絹は洗濯機で洗えないのが痛いですが、毎回クリーニングに出す必要はありません。
コストを抑えるための判断表を参考にしてください。
| 状態 | 対処法 | 備考 |
| 目立つ汚れなし・短時間の着用 | 自宅で陰干しして収納 | 次に着るまで保管でOK |
| 衿元にファンデーションがついた | クリーニング(部分洗い) | 部分洗いなら安価ですむ |
| 雨に濡れた・食べこぼした | 至急クリーニングへ | 自己流のシミ抜きは絶対NG |
| シーズン終わり・1年以上着ない | クリーニング(丸洗い) | 大事な着物を新品同様に! |
【ワンポイントアドバイス】
呉服店などで購入した場合は、「お直し相談会」や「クリーニング割引」などを賢く利用しましょう。
日頃から色々と相談しておくと、いざという時頼りになりますよ。
桐タンス不要!小スペースでの「現代式」収納術
昔は嫁入り道具として着物と桐タンスがセットでしたね。
ですが今は必ずしも必要ではありません。
以下では最小限のアイテムでOKな収納法をお教えします!
湿気対策が最優先
着物の天敵は「湿気」です。
以下のアイテムを組み合わせるのが正解です。
たとう紙
着物を包む紙。
湿気を吸う役割があるため、2〜3年に1回は交換しましょう。
着物用保管袋(きものキーパー等)
防虫・防カビ機能がついた特殊な袋。
これに入れればプラスチックケースでも保管可能です。
除湿剤
クローゼット用のものを併用。
ただし、着物に直接触れないように配置してください。
収納場所の優先順位
- クローゼットの上段: 湿気は下に溜まるため、なるべく高い位置が理想。
- ベッド下の引き出し: 出し入れは楽ですが、除湿剤をこまめにチェック。
- 棚:扉のない棚に並べてもOK。
なるべく高い位置に。
【ワンポイントアドバイス】
帯はたとう紙に包まず、畳んだものをそのまま重ねておくと取り出しが便利です。
ただし、傷つけないように出し入れは優しく。
柔らかなブラシで埃をはらうなどして気を配りましょう。
やってはいけないNG行為
収納の際にやってはいけないことがあります。
着物をきれいに保つためにしっかりチェックしておきましょう。
NGその① ビニール袋に入れて保管
通気性がゼロになり、カビの温床になります。
NGその② 防虫剤の入れすぎ・混ぜ合わせ
異なる種類の防虫剤を混ぜると、化学反応で着物の金糸が変色したり、シミになったりします。
1種類に絞りましょう。
NGその③ 強い匂いの樟脳(しょうのう)
昔ながらの防虫剤は匂いが強烈です。
現代の無香タイプを選びましょう。
5. まとめ:着物のお手入れは「放置しない」が正解!
着物のお手入れは、「帰宅してからの30分」が勝負!
- 干す
- 見る(汚れチェック)
- しまう(湿気対策)
この習慣さえ身につければ、大切な着物を一生ものとして楽しむことができますよ。
大切なものだと自然とお手入れも楽しくなるはず。
さあ、さっそくチャレンジしてみましょう!
