【保存版】着物の種類とTPO図解!結婚式から街歩きまで失敗しない選び方
「親戚の結婚式に呼ばれたけれど、手持ちの訪問着でいいの?」
「子供の入学式、どの着物なら周りから浮かないかな?」
着物を着てみたいと思ったとき、一番の悩みは「種類とTPO(格)のルール」ではないでしょうか。
洋服以上にマナーが重んじられる世界だからこそ、「失敗したくない」と思うのは当然のことです。
しかし、着物のルールは実はいたってシンプル。
「フォーマル・セミフォーマル・カジュアル」の3つの基本
これさえ押さえておけば、安心してどこへでもお出かけできるようになります。
この記事では、初心者の方でも一目で判断できる「着物の種類×TPO早見表」と、
シーン別の失敗しない選び方を徹底解説します。

1. 【一目でわかる】着物の種類とTPO早見表
まずは、どの着物がどの場面にふさわしいか、この表をチェックしてみましょう。
(※スマホの方はスクショ推奨です!)
| 着物の種類 | 格付け | 主な着用シーン | 合わせる帯 | 紋の有無 |
| 黒留袖 | 礼装(第一正装) | 結婚式(親族・仲人) | 礼装用袋帯(金銀が入った華やかなもの) | 五つ紋 |
| 振袖 | 礼装(第一正装) | 成人式、友人の結婚式 | 礼装用袋帯 | 不要 |
| 訪問着 | 準礼装 | 結婚式(ゲスト)、七五三、入学・卒業式、パーティー | 礼装用袋帯 | あれば格が上がる |
| 付け下げ | 略礼装 | お茶会、入学・卒業式、観劇、パーティー | 袋帯、格の高い名古屋帯 | あれば格が上がる |
| 色無地 | 準・略礼装 | お茶会、式典、法事 | 袋帯、名古屋帯 | 一つ紋が万能 |
| 小紋 | 外出着 | 習い事、ランチ、観劇 | 名古屋帯、半幅帯 | 不要 |
| 紬(つむぎ) | 普段着 | 街歩き、ショッピング、旅行 | 名古屋帯、半幅帯 | 不要 |
| 浴衣(ゆかた) | 部屋着・普段着 | 花火大会、夏祭り、夕涼みなど、夏のお出かけ | 半幅帯、兵児帯 | 不要 |
ここで注意したいのは「紋」です。
第一正装の着物には必ず五つ紋が必要になります。
そうは言っても普段、第一礼装を着る機会はそうないでしょうから、慌てなくても大丈夫。
親族や仲人として結婚式に出席する際は、レンタルで一式そろえるのも手です。
2. 【シーン別】失敗しない着物の選び方
難しいと感じたら、洋服に置き換えて考えてみましょう。
実は着物のルールは「洋服のドレスコード」とほとんど同じ。
- 結婚式にジーンズで行かない
- デートにジャージで行かない
- 会社にジャージで行かない
などなど。
こういう風に、洋服のTPOと同じように考えると分かりやすいですね。
以下では、TPOに合わせた着物の選び方を詳細に説明していきます。
フォーマル(礼装):結婚式や式典
人生の節目となる大切な日には、最も格の高い「礼装」を選びます。
- 黒留袖(くろとめそで):既婚女性の最も格の高い正装。
裾部分にだけ豪華な絵羽模様(模様がつながっているもの)が描かれています。
結婚式では身内と仲人以外着用はできません。 - 訪問着(ほうもんぎ): 肩から裾まで絵がつながっている華やかな着物。
既婚・未婚問わず、結婚式ゲストや式典に最適です。 - 振袖(ふりそで): 未婚女性の最高正装。
既婚の方もたまにおしゃれ着として着ているのを見かけますが、公の場にはふさわしくありません。
セミフォーマル(準礼装):入学式やお茶会
主役を引き立てつつ、上品に装いたい場面です。
- 色無地(いろむじ): 柄のない一色染めの着物。
「一つ紋」を入れるだけで、お茶会から入学式までカバーできます。
「コスパ最強の万能着物」
カジュアル(普段着):ランチや観劇
ファッションとして自分らしさを楽しむグループです。
- 小紋(こもん): 全体に柄が繰り返されている着物。
洋服でいうきれいめなワンピース感覚で着られます。
大きく分けて、江戸小紋、京小紋、加賀小紋などがあります。 - 紬(つむぎ): 大島紬などの高級品であっても、分類はあくまで「普段着」
結婚式に着ていくのはマナー違反になるので注意しましょう。
3. Q&A|着物のTPOでよくあるお悩み解決
ここからは、読者からよく寄せられる、着物の種類とマナーに関する疑問にお答えしましょう。
Q. 雨の日の結婚式。ポリエステルの着物で行くのは失礼?
A. 全く失礼ではありません。むしろ賢い選択です。
最近の「洗える着物」は非常に高品質で、一見しただけでは絹と見分けがつかないものが増えています。
雨で泥はねやシミを作ってしまうより、雨に強い素材で綺麗に装う方がマナーとしては好ましいです。
ただし、「格」を合わせるため、必ず「訪問着」や「付け下げ」の柄を選び、帯は豪華な袋帯を合わせるようにしましょう。
Q. 20代の頃に作った着物。30代40代でも着ていい?
A. 「小物」の工夫次第で長く着られます。
帯揚げや帯締めの色を落ち着いたトーン(くすみカラーなど)に変えるだけで、一気に年相応の着こなしになります。
少し派手だなと思うときには、羽織をシックなものにするなどでバランスをとりましょう。
Q. 身内の法事に着ていく着物の正解は?
A. 「色無地」に「黒い帯」を合わせるのが一般的です。
法事の場合は、お祝い事ではないため「華やかさ」を抑えます。
- 三回忌まで: 黒喪服、または地味な色の色無地に黒喪帯。
- 七回忌以降: 地味な色の色無地や小紋に、落ち着いた色の名古屋帯(法事用)がベスト。
法事は地域や家風によってルールが異なることが多いため、迷ったら事前に親族へ確認するのが最も安心です。
Q. 「訪問着」を一枚買うなら、どんな柄がおすすめ?
A. 「季節を問わない柄」で「淡い色」が最強の1枚。
桜だけ、紅葉だけ、といった特定の季節の柄は、着られる時期が限られてしまいます。
色は、ベージュ、淡いピンク、薄紫などの「淡い色」がおすすめ。
結婚式から入学式まで、どんな式典でも失敗がありません。
4. まとめ:自信を持って着物デビューを!
着物のTPOは奥が深いものですが、最初からすべてを完璧に覚える必要はありません。
- 迷ったら「訪問着」か「色無地(一つ紋)」を選ぶ
- 「紬」はどんなに高くても普段着だと知っておく
- 着物の格に迷ったら、金銀糸の「袋帯」を合わせる
この3点さえ守れば、大きな失敗は防げるはず。
ポイントを押さえて、さっそくチャレンジしてみましょう!
どうぞ楽しい着物ライフを♪
※着物の選び方が分かったら、次は実際に着るために必要な「着付け小物」を揃えましょう。
関連記事:
[2026年最新]着付けに必要な小物リスト全15選!初心者が最低限揃えるもの・代用できるものは?

